私事ですが、9月上旬、網走に旅行に行ってきました。
折角の遠出なので、網走国定公園内の2個所(ワッカ原生花園、能取岬)で、ドローン飛行して撮影してきました!!
網走周辺地域における航空法上の規制
まずは、飛行予定地域の2個所(ワッカ原生花園、能取岬際)が航空法上支障となる地域(①と②)の対象となるかどうかを、国土地理院地図において調べました。(下図参照)
■①DID地区(人口集中地区)
・通常、赤色地域で示されるのですが、飛行予定地域では、対象外となっております。
■②空港等の周辺空域(航空法第132条の85で規定する無人航空機の飛行禁止空域のうち、航空法施行規則第236条の71第1項第1号から第3号までに掲げる空域)>
これについては、下図の緑色の区域が該当します。飛行予定地域から大分離れており、これも対象外となります。
北海道でのドローン飛行の注意点
次に、ドローン飛行に関して、都道府県や市町村でいろいろと規制があるかもしれないと思い、ネットで調べてみると、北海道がホームページに記載している「ドローンの飛行と各種手続きについて」というのがありました。
これによると、航空法上の規制を遵守することはもちろんのこと、公共機関が管理する施設があるので、そこに連絡して確認する必要があるようでした。
網走国定公園内でのドローン使用
次に、飛行予定地域の「ワッカ原生花園、能取岬」は、網走国定公園内に入るような感じだったので、北海道が掲載しているホームページからリンクが貼られている「国定公園及び道立自然公園におけるドローンの使用について」を確認しました。
これによると、国定公園内でのドローン使用については、
(1)自然景観及び野生生物への影響
(2)他の公園利用者への影響
を考えて飛行するようにとの記載がありました。その際、特に注意すべき点としては、以下のことです。
「工作物の設置等」
ドローンの飛行や離着陸に伴い、ドローンポートなどの工作物や看板を設置する場合は、自然公園法又は道立自然公園条例に基づく許可申請又は届出が必要となる場合がありますので、飛行等する区域を所管する各(総合)振興局へご連絡ください。
網走国定公園は「オホーツク総合振興局 環境生活課 自然環境係」の担当区域とのことだったので、この連絡先に問合せしてみました。
なお、国定公園の担当区域がどこかを調べる際には、「各(総合)振興局の連絡先はこちら (PDF 311KB)」をご確認下さい。
電話で確認すると、「オホーツク総合振興局 環境生活課 自然環境係」さまからは、
- ドローンランディングパッドを地面にそのまま置くだけならいいが、ペグで固定するとなると工作物の設置となるため、許可申請が必要となる。
ということを言われましたので、やむなく、申請書のひな形をメールでもらって提出することにしました(提出はメールでOK)。ペグといってもキャンプ用の小さいものなのになあと思いながら、工作物だと言われてしまうとしょうがないですね。
記載例については、他の役所であったので、それを参考にしながら埋めていきましたが、ドローンランディングパットとペクの写真や大きさも要求されたので、申請書と合わせて提出しました。このあたりは、管轄の役所によって対応は違うかなとは思います。
その後、1週間程度ぐらいしてから、先方から公印を付いた許可書が郵送で送られてきました。このあたりは、きちんとしておりますね。
これで、やっとドローン飛行ができる段取りが終わりました(-_-;)
ワッカ原生花園でのドローン飛行
ワッカ原生花園は、とても広いため、自転車(電動含む)のレンタルがありました。ドローンを飛ばそうと思ったところは、駐車場からかなり先であったので、自転車をレンタルし、飛行予定地域まで自転車で向かいました。
能取岬でのドローン飛行
能取岬には、灯台とその先は断崖絶壁であり、なかなか景色はよかってです。ただ、駐車場から飛行予定場所へは徒歩によるしかないので、そこそこ歩きましたけどね。