今回は、NTTドコモさん主催の「Skydio2+」によるDock(ドローンポート)からのデモ飛行を見学してきました。
NTTドコモさんは、2020年7月にSkydio社へ出資しており、2020年11月からSkydio社の自律飛行型ドローン「Skydio 2」を提供開始しております。現在では、「docomo sky」ブランドサイトにより、Skydioを活用したいろんなソリューションを提供しております。
一方で、つい先日(5/13)、KDDIがこの「Skydio社」と資本業務提携したと発表がありました。さらに同日、KDDIスマートドローンが、Skydio, Inc.(以下、Skydio)のAI搭載自律飛行ドローン「Skydio X10」の注文受付を開始したとプレスリリースしておりました。
ちなみにこの資本業務提携発表の際には、なんと、3桁億円を出資との報道もあり、KDDIとNTTドコモで、「Skydio社」を巡ってどちらが主導権を握るのかといった駆け引きがあるのかもしれませんね。
今後、見逃すことはできない会社かもしれません(あくまで個人的な意見ですが[笑])。
そういった周辺状況はさておき、今回デモ飛行を見学した機体「Skydio2+」の特徴(ソフトウェア含む)は、以下の通りです。
<特徴>
〇安全でぶつかりづらく、安心して操縦可能
・上下6つのナビゲーションガメラで360°周囲を確認し、障害物を認識して自律的に回避。
〇非GPS環境下でも飛行可能
・基本屋内、GPS有無に関わらず、安定的に飛行が可能。
〇バッテリー:最大27分。
〇カメラ:4K 60fps 12MP
・上向き90°で撮影が可能であり、橋梁裏側点検など、利用範囲が拡大。
〇小型:229×274×126mm
・小型であるため、橋梁点検や機器点検など、狭い個所でも撮影することが可能。
〇磁気影響を受けづらい。
〇Skydio 3D Scan
・3D、2D撮影など利用目的に応じて自動的、自律的に構造物を撮影することができる飛行支援ソフトウエア
〇Skydio Dock & Remote Ops.
・屋内の現場で運用可能。自動巡回や遠隔操作が可能。
・担当者や管理者が現場に行かずとも状況確認が可能となり、現場作業時間の短縮に貢献。
デモ飛行の様子は、以下の通りです。
- 今回のデモ飛行は、三脚式のDOCKからの離発着と自動航行でした。
- 離発着はスムーズに実施しており、自動航行中に新たな障害物を検知すると自ら回避し元のルートに戻っていました。検知距離もスタンダートで66㎝と1年前と比べると短くなるなど、都度改良されているとのこと。
- ただ、雨には弱いので基本屋内向けという感じだが、現在、IP55と屋外でも十分使えるX10が販売受付されているとのことでした。