少し前になりますが、9月中旬、ニュージランドに私事旅行に行き、ドローンを飛ばしてきました!!
ニュージランドで訪問したのは、北島にあるオークランドです。実は、今回で2回目の訪問です(前回の訪問時はドローン飛行せず)。
オークランドの市街地周辺では、さすがにドローン飛行はできないので、ドローン飛行したのは、オークランドからフェリーで約50分ぐらいの「ワイヘケ島」です。
ニュージーランドでのドローン規制
ニュージーランド航空局(CAA)が、ドローンの運用規制を決めております。
ニュージーランドでドローンを飛行させるには、パート101規則に従うことが必要であり、この規則に従えない場合は、パート102の認定申請をする必要があります。
ここでは、通常のドローン飛行である「パート101規則」に従う前提で、当該規則について解説していきます。
<パート101規則(主なもの)>
なお、規則(ルール)をもっと分かりやすく記載されたサイトについては、「AirShareウェブサイト」でご確認ください。動画もあって、すごく理解しやすいと思いますよ。
- ドローンは 25kg 以下とし、常に安全に運航でき、適切に整備されていなければならない。
- 人、財産、他の航空機への危険を最小限に抑えるための措置を講じる必要がある。
- シールド操作※1を行っている場合を除き、飛行は日中のみ。
- 地上および飛行中のすべての有人航空機に道を譲り、離れておいてください。近くに航空機が見える場合は、着陸するのが最も安全である。
- ドローンは、常に自分の目で確認できる必要がある。双眼鏡、モニター、スマートフォンで見ないでください。物体の後ろや霧や雲の中、または上空で飛行しないでください。
- 地上 120 メートル (400 フィート) 未満での飛行。
- 人や財産の上を飛行する前に許可を得てください。
- ドローンは、ヘリポートを含むすべての飛行場から 4 km 離れていなければならない※2。
- ドローンを飛行させてはいけない空域や、厳しい条件が課せられているエリアがある。飛行させる前に、お住まいの地域の空域制限を確認してください。
- 公園や保護区などの公共の場所で飛行する前に、地元の議会または環境保全局に確認してください※3。
例えば、地域議会の Web サイトには、お住まいの地域でのドローンの使用に関する情報が掲載されている。また、保護区の上空を飛行するには、環境保全局に許可を申請する必要がある。
※1:シールド飛行
航空機が自然物または人工物(建物、塔、木など)から 100 メートル以内、かつその最上部より下に留まる飛行のこと。
シールド操作として飛行する場合、他の航空機が構造物に非常に低く、近くを飛行する可能性は低いため、夜間に飛行したり、航空交通管制の許可なしに管理された空域内で飛行することが許可されます。
今回のドローン飛行では、これを使った飛行はできませんでした。
※2:飛行場周辺(4km)の禁止区域
これについては、ニュージーランド航空局から「AirShare」というアプリが出ており、これを使えば、飛行禁止区域が地図上に表示されます。また、このアプリで、事前に飛行計画を登録することができます。
※3:公園や保護区などの公共の場所で飛行する場合の連絡先
これについては、地元の議会または環境保全局に電話かメールで確認する必要があります。私は英語をうまくしゃべれないので、メールを送付するしかないですが、どこのメールアドレスに送ったらいいか分からず、探すのが大変でした。
ワイヘケ島での飛行禁止区域
ワイヘケ島での飛行場から4kmの飛行禁止区域や飛行制限区域については、 「AirShare」アプリで調べたら、以下の地図でした。なお、AirShareアプリを初めて使うときには、アカウント登録が必要なので、ご留意下さい。
ワイヘケ島は、地元ワインの産地で有名であり、試飲ができるたくさんのワイナリーがあります。そのワイナリーでは、食事もすることができ、海外のセレブがヘリコプターで食事をしに来る関係で、ヘリポートが何か所もあります。
フェリー乗降場近くでは人も多く飛ばせられないので、地元バスに少し乗って、「オネロアビーチ(Oneroa Beach)」(上図の地図に赤丸で記載している所)でドローンを飛行させました。
ここは、飛行禁止及び制限区域外となっております。
オネロアビーチへの飛行許可の問合せ
オネロアビーチは、コロラ・ビーチ保護区という公園に位置付けれていると思ったので、まずは、コロラ・ビーチ保護区を管理している環境保護局(カウアエランガ ビジター センター)をネットで調べて、メールにて飛行許可に関して問合せてみました。
先方からは、「当該区域は当局の管轄区域ではないため、ドローン飛行に関しては、オークランド市議会に連絡して下さい」と返信がありました。
次に、「オークランド市議会」のサイトをネットで調べて、メールの問合せ先(enquiry@aucklandcouncil.govt.nz)がやっと分かり、メールで飛行許可等が必要かどうか、問合せをしました。
先方からの回答は以下の通り。
- オークランド周辺のほとんどの公園や公共の場所で、ドローンを許可なしで飛行することができます。許可が必要かどうかは、このサイトで確認できます。
上記サイトで確認した結果、今回のオネロアビーチでのドローン飛行は、飛行許可不要ということが確認できました。海外でのドローン飛行の許可要否の確認は、いつもながら結構、大変ですね。
ドローン飛行による撮影
オネロアビーチでのドローン撮影は、愛機(DJI MAVIC MINI)で午前中に3回、午後に3回飛ばして撮影しました。バッテリーがかなりへたっているので、1回で数分程度しか飛行できませんけどね(笑)
午前中は、結構、犬の散歩をしている方が多く、人が少ない時間を狙って飛行させる必要があり、ちょっと待ち時間が多かったです。午後は、犬の散歩も少なく飛行はさせやすかったです。
余談ですが、ビーチでは、馬の試乗?散歩?をやっておりました。海外では、結構、ビーチで馬の試乗をやっているのを見かけますよね。この前行ったフィジーのビーチでもやってましたし。
おまけ
冒頭でご紹介したように、ワイヘケ島では、地元ワインの産地であり、たくさんの試飲及び食事ができるワイナリーがあります。その中の一つのワイナリーに行って、試飲させてもらいました(#^^#)
試飲は無料ではなく、結構な金額(日本円で数千円程度)が必要ですが・・・。